以前に
BS180に初挑戦、、、 で書いたとおり、小キッカーでBS180に初挑戦したのが先月のことです。
それ以来、一度も小キッカーで挑んだことがなかったんですが、最近その時の失敗の原因をよく考えるようになっていました。
というのは、踏み切りで振り向いた後、気がついたら板が飛ぶ方向に先行し、後ろドロップキックみたいな状態になっていたという失敗のことです。
なんでだろーと漠然と考えていたんですが、あるときふと、肩が平行に回ってなかったのでは??と思い立ちました。
というのは、
①オーリーをしようとして、左では上方向に引っ張りあげる。
②その状態で右肩を後ろに回す。
③すると左肩だけが上がった状態でスピンが開始するため、斜めになった肩の軸に合わせて体も斜めになる。
という風になっていたんではないかな??と思ったのです。
試しに本とか読んでみると、なんだかそんなことも書いています。
ということは、肩を水平に回すようにすれば、体が立ったまま水平に回ることが出来るのか?
いや、たぶんそうに違いない!!
そんなわけで、さっそくA-Xに行って試してみました。
まずはゲレンデのポコジャンで調整。気持ち左肩を落とし気味にして、BSのスピン開始。すると、今までは着地で体が遅れ気味だったのが、若干解消したような気がします。
お!?と思い、ひたすらポコジャンでBS180を練習。
なんだかいい感じになってきましたよ~。
するとそこで、キッカーの整備が終了。ふかふかのランディングが準備されました。
これは、練習するのは今しかない!!そう思うが早いか、気が付いたら小キッカーのスタートに立ってました。
・・・やっぱり怖いです。しかし怖さを克服しなければ前には進めない!!
ポコジャンのイメージを持ったまま、開き直って、滑り降ります。
リップに視線を残しつつ、踏み切る!!・・・しかしリップに残したはずの視線がすぐにフロントさいど側に流れてしまい、上半身だけがちょっと後ろ側に回った変なジャンプになってしまいました。
失敗です。
びびりってやつですね。
というわけで気合を入れて2本目。迷いを捨てて一気に視線をランディング→後ろ足側へと送り込んでやりました。
すると、
上手い具合にピークで90度回ってます。視界はテーブルを捉え、そのままゆるりと斜め下のランディング方向へと流れていき、体もBS側へのスピンを継続している模様・・・
ザン!!!
と見事にスイッチ着地。体も全然遅れてません。
あれ??
できちゃったよBS180!!
なんだか狐につつまれたような意識のまま下まで滑り降りると、遅れてえもいわれぬ興奮が体の心から沸いてきました。
うお~~~~!!やったさ~~~~!!みたいな・・・
小キッカーでの初B1は、なんとも言えない浮遊感がありました。いつもと同じくらいしか飛んでないはずなのに、すっごい滞空時間が長く感じます。後ろ向きに飛ぶってことは、こんなにエキサイティングだったのか!!ウヒョーハー~~!!
よっしゃ、もう一本!と頭が浮いた状態で飛び込んだ3本目は、なんだか中途半端な踏み切りになり、90度回った時点で着地→逆エッジで後頭部強打。
でもフカフカランディングだからたいして痛くありません。
ふう。落ち着け、俺!と再度集中して臨んだ4本目。
視線をリップに残すのもスムーズに行き、そのままフッと回って、今度はしっかりと視界とスピンを感じながら、スイッチ着地。
またまた成功です。
あ~~~、たまりませんな!!この感覚!!
もうすっかり気分はジャンキーですよ。おそるべしスノーボード、おそるべしスピンの魅力!!
その後は何度かB1を練習し、転倒したり、無理やり合わせたりしましたが、少しだけB1の感覚を感じ取ることが出来たような気がします。
たぶん、次に行ったら、また大分忘れてはいるんでしょうけど・・・
それにしても、挑戦してよかった。これまで練習を続けてきて良かった。
B1で着地が決まったときは、本当にそう思える瞬間でした。
これだからスノーボードはやめられません。
さあ、またどんどん練習して、また新しい世界に飛び込んでみたいと思います。
でも、今日BS180が決まったっていうことは、ふと思いついた「肩を水平に回す」ってことは正解だったんでしょうか?自分で立てた仮説で、思うような結果が生まれたわけです。
これって何だか理系の実験みたいな話ですけど、いやいやなかなか、気持ちのいいものです。
とりあえず今日はBS180が成功して良かったです!!本当!!